陰陽論(いんようろん)とは

「陰陽論(いんようろん)」とは、この世の全てのものを「陰(いん)」と「陽(よう)」という対立した2つの性質に分ける古代中国の哲学思想です。

「陰」・・夜の月のように静かで暗く冷たい状態。

「陽」・・昼の太陽のように動的で明るく熱い状態。

陰と陽は優劣の関係を変化させてバランスを保っています。
人間の体内でも陰陽の関係があり、そのバランスが良い状態が健康の条件です。

また、病気の性質も陰陽に分けることができます。

 

【陰陽の分類例】

      「陰」  水   月   夜   冬   地
(自然)       |   |   |   |   |
      「陽」  火   太陽    昼   夏   天

      「陰」  女   お腹  下半身     血
(身体)       |    |    |      |
      「陽」  男   背中  上半身     気       

      「陰」  休息    滋養    鎮静
(状態)       |    |   |
      「陽」  活動    消耗   興奮

 

陰と陽は正反対の性質を持っていますが、反発しあうのではなく一方の勢いが強くなりすぎないようにバランスを取り合っていてます。

また、お互いにを助け合う関係にもなっています。