気血水(き・けつ・すい)とは何でしょうか?

東洋医学でいう「気・血・水」は、からだを構成する基本的な要素です。

私たちの体は「気・血・水」の3つの要素に過不足がなく、体内を滞りなく巡っていれば健康。これらが不足したり、滞ったり、偏ったりしたときに、不調や病気が起きてくると考えられています。

【気(き)】
目に見えない生命エネルギーのこと。血や水と結びつき臓腑や筋肉を動かします。
体調を自動調整する「自律神経」「内分泌系」の働きに近いと考えられています。
日本語でよく使う、元気・気力・気合いの「気」です。

【血(けつ)】
主に血液を指します。
全身に酸素や栄養、熱を運びます。
ホルモンバランスの調整、目などの感覚器の機能を正常に保つ作用もあります。

【水(スイ)※津液(しんえき)】
リンパ液、関節液、鼻水、唾液、尿など血液以外の水分を指します。
皮膚・粘膜のうるおい、関節の動き、発汗・むくみに関係します。
水分代謝や免疫力に大きな関わりがあります。