ねちがえ・ぎっくり腰のように急性の痛みや神経痛などは、1~2日おきに続けたほうが効果的です。慢性化した症状には、1~2週間に1度くらいの間隔で根本にアプローチしていきます。
体調が良くなってきましたら、徐々に間隔をあけられます。「自覚症状」というセンサーが正常でしたら、不調を感じた時に養生をすればひどくなりません。
しかし、疲れやストレスなどで自覚症状が鈍くなっていることが多く、1ヶ月に1度くらいの養生ケアをお勧めしています。治療間隔や安静・休養の判断は、「QOL(生活の質)」を基準に考えます。不調により生活の質が落ちた場合は、出来るだけ早い回復を優先します。
「QOL(生活の質)」の向上、安定させる予防のためのケアは、東洋医学の最も得意とするところです。「予防に勝る治療なし」先輩鍼灸師である父に教わった治療の極意です。