血は現在でいう血液にあたりますが、少し違いもあります。
血は脾胃で飲食物を消化して生成され、気(エネルギー)によって全身に運ばれます。
血は栄養源となり骨や筋肉を丈夫にしたり、髪や肌などを潤したり、熱を運んだりします。
血が不足したり、滞ったり熱がこもると様々な症状を引き起こします。
血(けつ)に関する症状の例
1、血虚(けっきょ)=血の不足
→目がかすむ、筋肉のけいれん、めまい、不眠、手足のしびれ…
2、血熱(けつねつ)=血に熱がこもる
→発熱、鼻血、口渇、吹き出もの…
3、血瘀(けつお)=血の滞り
→肩こり、便秘、月経痛、肌のくすみ…
血と気はお互いに密接な関わりがあり、血の問題であっても気をしっかり巡らせる事が重要になります。