2017年1月

    虚実(きょじつ)とは

    治療を行ううえで重要な考え方の1つとして「虚実」があります。 「虚証(キョショウ)」とは、体にエネルギーが不足している状態のことです。 あらわれる症状は、不足しているものや部位によりさまざまですが、症状が軽く長引きやすいことが多いです。 治療は不足しているものを補います。(補法)   「実証(ジッショウ)」とは、体に余分なものが溜まっている状態のことです。 急激に強い症状が発現しますが、比較的に回復が早いのが特徴です。 病邪を特定し取り除く治療を行います。(瀉法)   【気】  東洋医学でいう「気」は、生命活動のエネルギー源であり、活動を推進する重要なものです。 気が不足(虚/キョ)している状態を「気虚(キキョ)」といいます。 倦怠感・食欲不振・手足の冷え、自汗(ジカン※)などの症状が現れます。 実証(ジッショウ)には気の流れが滞る「気滞(キタイ)」、逆行する「気逆(キギャク)」があります。 気滞は精神の抑うつや腹部の張り、おならなどの症状。 気逆は咳やげっぷ、胃のむかつきや吐き気、イライラなどの症状が現れます。 ※自汗:暑くなくてもじっとりと汗ばむ状態。 &nbs […]