病気の外因について 寒邪(かんじゃ)編
『寒』は寒冷の気をもつ病邪で、肌や呼吸器官・内臓に侵入します。 そのため体内の陽気が衰えて、寒気や発熱、さらに冷えを伴った吐き気や下痢などの症状も起こります。 また冷えによって気血の滞りや体のこわばり・痛みが出ることもあります。 寒邪の予防には、体を外からは防寒し、内からは食養で温めることが重要です。 食養にはネギ・ショウガ・しそ・シナモンなどがおすすめです。 マフラーやネックウォーマーで首の保温、手袋の着用などの防寒は一般的ですが、腰やお腹などに使い捨てカイロをあてるのも有効です。 それと、上半身はしっかり着込むのですが、下半身の保温が不十分な方も多いと思います。 最近は、おしゃれで機能的なインナーもあります、気になった方は試してみてください。 まだまだ油断できない陽気です、しっかり「寒邪」を防ぎましょう!