めまいの養生法とは

    めまいの養生法 ~タイプと食養~ ストレスが多くイライラしやすい 耳鳴り・頭痛を伴う回転性のめまい 肝気が停滞して上昇するので… ★肝の熱を下げる=セロリ・トマト・緑茶 息切れがしてフラフラする    →気血が不足して上にのぼらない… ★充分な休養・栄養が必要=肉類・人参 手足がほてり動悸を伴う →肝の陰液が不足し熱が上昇するので… ★肝腎の陰液を補う=山いも・黒ゴマ 休んでも回復しない、吐き気・眠気を伴う →体内に余分な水分が停滞…★水分の代謝を良くする=ハト麦・大根   【今月のツボ】 『百会(ヒャクエ)』=上昇した陽気を抑え、熱を冷ます作用がある 頭のてっぺんで、左右の耳の一番高い所を結んだ線の中央 「めまい」も様々な理由が考えられます。 耳鼻科などへの受診もきちんとした後にご相談いただければと思います。

    のぼせの養生法とは

    顔や首がカーッと熱くなってのぼせるのは、体を温める陽の作用が、冷やす陰の作用に対して強くなりすぎたためです。 【のぼせのタイプと養生】 1、イライラして怒りっぽくなる   =肝の気が停滞  ・運動などでストレスを発散させる  ・セロリ・そば…=気の流れを良くします 2、午後~夜中にかけて顔がほてる   =陰液を消耗して、焦りや不眠を伴う  ・過労を避ける、水分を取る  ・梨・牛乳…=陰を補う 3、暑がりで緊張した時や少し体を動かしただけで汗をかく   =体を温める陽の作用が強い  ・体の熱を冷ます  ・きゅうり・トマト…   【今月のツボ】 「太衝(タイショウ)」=肝の機能を高める ・足の親指と人差し指の骨の間をたどり、骨のでっぱりにぶつかる手前の凹んだ所。 のぼせにもこのように様々なタイプがあります。 基本的に足もとが冷えて血行が悪いと、気がのぼりやすく症状が強まることがあります。 この時期はエアコンで冷えていることもあります。 半身浴や足湯だけでもいいのでお湯につかれると、のぼせ改善にも効果的ですよ。

    腰痛の養生法とは

    慢性の腰痛の多くは、体内に原因があります。 一般に痛みは、『冷え、気血の停滞、熱(炎症)』が原因で起こります。 また腰は「腎の府」と呼ばれ、腎の機能低下でも起こります。 ・下半身が冷える…津液の巡りが悪い。  →しょうが・シナモン(体を温める)  →あずき・そら豆(津液の巡りを良くする) ・腰や膝がだるい…腎の機能低下。  →ヤマイモ、えび、にら、くこの実 ・押すと痛む…気が滞りうっ血する。  →そば・酢(血の流れを良くする) 【今月のツボ】 ・「太谿(タイケイ)」 ・腎の機能を高める ・内くるぶしとアキレス腱の間のくぼんだ所 最近は整形外科などで検査をしても問題のない腰痛も増えていて、お医者さんもストレスが原因の腰痛があることを認めています。 重たいものを持ったり、体の使いすぎからくる腰痛は一般的ですが、最近はデスクワークで同じ姿勢のまま固まる、歩かないなどの運動不足が問題になるケースも目立ちます。 まずは、同じ姿勢で固まらないように時々身体を動かしましょう! さらに入浴やストレッチ・ウォーキングなどで少し汗をかけると、全身の代謝が良くなり腰痛改善にも効果的です♪ もし、それでも改善 […]

    肩コリの養生法とは

    肩コリにもいろいろありますが、「気・血・水」が停滞してコリやだるさを引き起こすものが大半です。 主に3つの原因があげられます。 「気」・・・イライラや緊張で気の流れが乱れる。 「血」・・・姿勢不良などから血流が滞り肩首が硬くなる。 「水」・・・運動不足で体内に余分な水分がたまる。 それぞれの流れを良くする食べ物 「気」→ そば・大根・・ 「血」→ にら・にんにく・・ 「水」→ 小豆・こんぶ・・   【今月のツボ】 ・「外関(ガイカン)」 ・肩コリ全般を改善する ・(場所)手の甲側、手首から肘に向かって親指幅2本分の所。腕の2本の骨と骨の間。 痛みが「使い過ぎないで!」という身体からの注意信号であるように、肩コリも「寝不足、運動不足、風邪気味、内臓のバテ・・・」身体からのメッセージであることが多いです。 特に肩コリは、原因や適切な改善方法に個人差があります。もしお困りの時は、気軽にレストへご相談ください♪

    睡眠指針

    今朝の神奈川新聞に「睡眠」についての記事が載っていました。 睡眠は7時間がベストのようですね! (ちなみに私も7時間目標です(^-^)v )   たしかに現代人の睡眠不足はとても気になりますね~ 私たちもよく『睡眠の時間や質』をみなさんに確認していますが、とにかく「寝不足」「寝つきが良くない」「途中で目がさめやすい」といった方が多いんです! 適切な睡眠で体力が回復していればいいのですが、ちょくちょく眠気を感じたり、ダルさを感じるようでは注意が必要です!   「眠気」を我慢したり気力で抑えている状態は、身体にとっては無理をしていることになります。 無理が続けば健康が損なわれます・・みなさんの睡眠は大丈夫ですか? 厚生労働省(健康づくりのための睡眠指針2014)

    頭痛の養生法とは

    頭痛の養生法(病気が原因ではない慢性の頭痛の対処法) ズキズキと同じ場所が痛む→血の滞りが原因(→気血の流れを良くする「酢、にんにく」が良い) 吐き気を伴う→食生活の乱れで脾の機能の低下が原因(→脾の機能を回復させる「あずき、こんぶ」が良い) 頭が張るように痛む→ストレスで肝の機能が乱れることが原因(→気の巡りを良くする「そば、大根」が良い) 【ツボ】 「風池(フウチ)」 身体の上部に偏った陽気を整えて、頭痛を和らげる (場所)後頭部の髪の生え際、首すじの太い筋肉と横の筋肉の間にある。

    鼻水・鼻づまりの養生法とは

    鼻は「肺」との関係が深いです。 「肺」の機能が低下すると、余分な水分である「伏飲(ブクイン)」が鼻にあふれだして、鼻水や鼻づまりの原因となります。 【養生法】 ・黄色っぽい鼻水の時は・・・ 肺に熱がこもっているので「豆腐・ゴボウ」など肺の熱を  とる食事を取り入れる。 ・水っぽい鼻水の時は・・・  →脾(消化)の働きが低下して   いるので「しいたけ・山いも」など   脾の機能を高める食材を取り入れる。 【ツボ】 「列缺(レッケツ)」  鼻の機能を高め、鼻の通りを良くする。  (場所)手首の親指側の骨のでっぱりにそって、手首のシワから指2本分。   のどの炎症等の問題がなければ、適度な「辛さ」も肺を補います。 代謝も上がるので試してみてください。

    不眠の養生法とは

    睡眠の安定は”心”の状態が重要であると東洋医学では考えます。 精神活動の元となる”神”という物質が”心”におさまって安静になると、おだやかな眠りが訪れます。 心の興奮や逆に機能が弱くなると眠りの質が悪くなります。 【養生法】 ・眠りが浅い→消化に良いものを食べる(こんぶ・のり・・) ・ストレスで寝つけない→体を動かしてストレスを発散する(セロリ・緑茶・・) 【ツボ】 肝の機能を高める”肝兪(かんゆ)”を刺激しましょう。 場所 第9~10胸椎の左右外側、背骨より指幅それぞれ2本分のところ。 ※肩甲骨の下端を結ぶ高さの背骨(第7胸椎)から、2つ下のでっぱりが第9胸椎。   ☆「寝付けない、途中に起きる」といった睡眠の問題は、現在かなり多くの方が経験しています。 パソコンなどで目の使い過ぎが多い現代です、頭が興奮した状態ならば入浴や運動で良くなる場合もあります。 自律神経を安定させることのできる、鍼灸マッサージもかなり効果が出ています。 しかし、あまり改善しないようならば病院の受診も含め、自分に合った治療・養生で対応していきましょう。

    カゼの養生法とは

    「カゼ」の養生法 病気には、体の機能が低下して起こるものと、悪いもの(病邪)が外から侵入して起こるものとがあります。 カゼは身体に吹き込むすきま風のような「風邪(ふうじゃ)」が主な原因です。 体に侵入した病邪と体の抵抗力との闘いが、カゼの様々な症状なのです。   <カゼの主な養生法> ・漢方―葛根湯 ・体を温める食材―長ネギ・しょうが… ・体を冷ます食材―大根、ゴボウ…   お勧めのツボ 「風邪」が出入りする「風門(ふうもん)」を ドライヤー・熱めのシャワー・使い捨てカイロなどで温める。   場所 首を曲げた(下を向いた)時にでっぱる骨から、 2つ下の背骨で指2本分外側) ちょっとでも「風邪っぽいかな?」 と、思ったら早めの養生が重要です!   体力のあるうちは、しっかりと暖くして寝るなどして、汗をかくことで抜けるカゼもあります。 しかし、風邪(ふうじゃ)が体の奥へと進むと、つらい症状が増し治りにくくなります。 日ごろから睡眠と栄養をしっかり取り、それでも溜まる疲れは鍼灸マッサージで取り除きましょう! 自分自身の体力・免疫力が高ければ、病邪(びょ […]

    冷えとは

    「冷え」は血や気の停滞につながる万病のもとです。 体を温める陽気の不足が原因です。 「胃腸」の陽気が不足すると消化不良になり、下痢をしやすくなります。 「腎」の陽気が不足すると、腰や下半身の冷えが強まり、むくみや多尿を起こします。 胃腸の働きを良くする→ニラ・山いも 血を補う→イカ・レバー 気血の流れを良くする→そば・ニンニク これらのような食品や漢方、また日光浴で 陽気を取り入れるのが重要です。 オススメのつぼ! 体内の気血の巡りを良くする「三陰交(さんいんこう)」を刺激してみましょう。 内くるぶしから指4本分上、骨沿いのすぐ後ろです。 ☆冷えは、コリ・痛み・風邪など様々な不調の原因になります。  下半身など冷えやすい所の保温が重要です。  温まりにくい時は「使い捨てカイロ」がとても役立ちますよ!