むくみとは

    むくみの養生法・・ むくみとは、体内で「津液」の代謝が悪くなり、多すぎてあふれている状態です。 お腹が冷えて下半身がむくむ、全身が冷えて腰や膝がだるい・・・ などは、胃腸や腎の機能低下によって起こります。 両者の働きを良くするには、全身を温めることと、 ・胃腸に良い…もち米やエンドウ豆 ・腎に良い…くるみや黒豆 などを摂り入れると良いでしょう。 オススメのツボ! 津液の巡りを良くするツボ「太谿(タイケイ)」を刺激しましょう。 ※内くるぶしとアキレス腱の間のへこんだ所。 夕方以降に足が重ダルかったりするのは、むくみが原因のことが多いです。 むくみ自体のつらさも不快ですが、むくみは「コリ・痛み・疲れ」の原因になっていることがあります。 「ひざの屈伸や足首まわし」などで動かしたり、足を高くして横になったり、しっかり入浴して温まるのがむくみの解消に効果的です。 もちろん十分な睡眠や栄養は基本ですが、マッサージや鍼灸はむくみにも効果があるので気軽にご相談ください。

    疲労・倦怠感とは

    疲労・倦怠感の養生法・・ 体を元気にしてくれるパワーの源は『気』です。 気は老化や過労、精神的ストレスなどで消耗してしまいます。 気は食物を消化吸収する『脾(胃)』で作られるので、脾をいたわる事が気の不足解消につながります。 また気を補うには体質に合った漢方薬や鍼灸を取り入れたり、十分な栄養および休養を取ることがポイントです。 オススメのツボ! 体内の余分な水分を取り除くツボ「豊隆(ホウリュウ)」を刺激しましょう。 ※膝の外側のでっぱった骨と外くるぶしの中間。

    経絡(腎・膀胱経)とは

    「経絡(けいらく)」とは・・ カラダを上下に直行する「経脈(けいみゃく)」と、カラダを左右に横行する「絡脈(らくみゃく)」の総称です。 全身を網の目のように分布し「気血」を運搬するルートになります。 『腎経・大腸経(じんけい・ぼうこうけい)』 成長・発育・生殖をコントロールし、体内の不要な水分を排出します。 腎・膀胱のトラブル 腎の精気を貯蔵する働きが低下すると、腰や膝のだるさ・痛み、耳鳴りなどの症状がおこりやすくなります。 また水分代謝の機能低下により、むくみや頻尿などの症状がおこります。 腎を養うのは「鹹(かん)=塩味」です。 (しじみ、あさり、ひじき、のり、など・・)

    経絡(肺・大腸経)とは

    「経絡(けいらく)」とは・・ カラダを上下に直行する「経脈(けいみゃく)」と、カラダを左右に横行する「絡脈(らくみゃく)」の総称です。 全身を網の目のように分布し「気血」を運搬するルートになります。 『肺経・大腸経(はいけい・だいちょうけい)』 気(呼吸)及び汗・尿・便の排泄をコントロールします。 肺・大腸のトラブル   風邪を引きやすくなり、咳・喘息・鼻水などの呼吸器系の症状が表れやすい。      肌や皮膚のトラブルも起きやすい。   また肺の機能が低下して津液が滞ると大腸が乾燥して便秘しやすくなる。 脾を養うのは「辛味」です。(玉ねぎ、大根、長ネギ、ニラなど)

    経絡(脾・胃経)とは

    「経絡(けいらく)」とは・・ カラダを上下に直行する「経脈(けいみゃく)」と、 カラダを左右に横行する「絡脈(らくみゃく)」の総称です。 全身を網の目のように分布し 「気血」を運搬するルートになります。 『脾経・胃経(ひけい・いけい)』 ・・・消化吸収と水分の運搬をコントロールします。 脾・胃のトラブル・・・   口の中が苦い甘い、食事が美味しくない。   口内炎や口角炎など口の中や唇に反応が表れやすい。   消化不良や食欲不振、全身のだるさも起こしやすいです。 脾を養うのは「甘味」です。 (かぼちゃ、トマト、ナス、豆腐など)

    経絡(心経・小腸経)とは

    「経絡(けいらく)」とは・・ カラダを上下に直行する「経脈(けいみゃく)」と、カラダを左右に横行する「絡脈(らくみゃく)」の総称です。 全身を網の目のように分布し「気血」を運搬するルートになります。 『心経・小腸経(しんけい・しょうちょうけい)』 ・・・血流と精神をコントロールします。 心・小腸のトラブル ・・・顔色や舌に表れます。   不眠や精神不安定、消化不良や尿や便の異常などの症状が起こりやすくなります。 心を養うのは「苦味」です。 (レタス・みょうが・春菊・ふき・ギンナンなど)

    経絡とは(肝経・胆経)

    「経絡(けいらく)」とは・・カラダを上下に直行する「経脈(けいみゃく)」と、カラダを左右に横行する「絡脈(らくみゃく)」の総称です。 全身を網の目のように分布し「気血」を運搬するルートになります。 『肝経・胆経(かんけい・たんけい)』 ・・・血を蓄え消化器の働きを助ける。 肝・胆のトラブル ・・・イライラ・抑うつ、筋のこわばり、目の疲れなど 肝を養うのは「酸味」です。 (梅干し、みかん、トマト、すももなど)

    五臓(ごぞう)とは

    五臓(ゴゾウ→肝・心・脾・肺・腎)に対して、六腑(ロップ→胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)は、中が空洞の器官という意味で、主に飲食物の消化・吸収を行います。 六腑で得た栄養分を元に五臓では、「気・血・津液」をつくり蓄える働きがあります。 五臓と六腑は個別の働きがあるだけでなく、対応する臓と腑が協力し合って機能します。

    腎とは

    腎について(五行論の“水”に属する) 腎は生命力の源である精を貯蓄しています。 両親から受け継いだ先天的な精と、飲食物によって作られる後天的な精が合わさったものが腎精と呼ばれます。 腎精はヒトの一生涯の成長・発育・生殖に深く関わります。 生命力の元とされる「腎精(じんせい)」が不足する 髪→白髪 脱毛 骨・歯→もろくなる 耳→難聴 耳鳴り・めまい 目→視力障害 手足→冷え・むくみ 足腰→だるさ 発育不良・不妊・排尿障害・・   などなど様々な症状が表れやすくなります。 「腎精」を過度に消耗させないためには、休息や睡眠をきちんと取ることが重要です。

    気とは

    前回、「気・血・津液」はお互いに影響しながら、体内を絶えず巡ることで健康を維持しているという所まででした。今回は、そのうちの「気」についてです。 「気」とは、生活していく上で必要なエネルギー(活動力)の事です。 実際には目に見えませんが、常に全身をくまなく巡っています。 この巡りが悪くなると心身は不調になってしまします。 親から授かる「先天の気(せんてんのき)」は少しずつ消耗してしまいますが、飲食物で補う「後天の気(こうてんのき)」で、その不足を補えます。 つまり、いかに気を良く巡らせ正しい食生活(「食事」)をするかが、健康の秘訣といえます。 東洋医学では、「気」という見えないエネルギーを重要視しています。 目には見えませんが、”元気” ”気分” ”やる気” ”気が重い” ”気が張る”・・・ 気のつく言葉は沢山あります。 きっと無意識のうちに気の存在を感じ表現しているのだと思います。 今までの経験ですが、冷えや疲れはもちろん、特にストレスを感じると一瞬で気の動きが悪くなるように感じます。 「病は気から」・・ そんな言葉もあるように“シャキッとしない” “気が乗らない”ような時は、気の巡 […]